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株式会社名古屋画廊
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企画展開催スケジュール

2018年4月24日(火)-5月14日(月) 中西 夏之 展
2018-04-20
《K.T.像(金属粉末による)》1969年頃 油彩・金属粉末、キャンバス 52.8×45.6cm
《K.T.像(金属粉末による)》
中西 夏之 展 NATSUYUKI NAKANISHI
-緩やかにみつめる時間のために-             
4月24日(火)-5月14日(月)
 
レセプションご案内:初日 5:00p.m.-6:30p.m.
皆様のご来駕をお待ち申し上げます
 
【関連講演会】「美術家中西夏之の思紋をたどって」
講師:馬場駿吉 4月24(火)13:00p. m.~14:00p. m.
アート倶楽部カルチェ・ラタン、名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052-751-8033 ※要予約
 
中西夏之の思紋ふたたび        
日本の現代美術作家の中でも、ひときわ重要な存在だった中西夏之が他界してから早くも1年半ほどが過ぎました。名古屋画廊ではその逝去の前後から中西が創作の場―ことに絵画表現の場で何を考え、何を可視化して来たかを示す個展を小規模ながら粒ぞろいの絵画作品によって開催して来ました。今回はその3回目に当ります。今は遺作となった作品、制作ノート、記録などはおびただしい数にのぼりますので、中西夏之の全貌を多方向から見直すには、これからも綿密な観点からの整理と評価が必要かと思われます。中西作品を私はかつて、指紋という言葉になぞらえて、氏の思考からにじみ出た〈思紋〉だという解釈の下に一文を記したことがありました。今回、展示される作品は制作年代的に、前回出展作と多少相前後するというものもありますが、彼が絵画制作に当って考えて来たシリーズのテーマも互いに相乗り状態となっているところもあります。すべての考えが一定の方向のみでなく、時には螺旋状の反復を表すことなどがあるのもまた興味深いところです。
 中西夏之の思考がどんな形をとり、どんな色彩によって〈思紋〉として表現されているかを今回もぜひお確かめ下さい。       
馬場駿吉(名古屋ボストン美術館館長)
※本展は馬場駿吉著『美術家中西夏之の思紋をたどって』(書肆山田)の刊行を記念するものでもあります。
 
略歴
1935年東京生まれ。初期の前衛的活動の後、60年代後半からは絵画制作が仕事の中心に据えられている。その作品は、様々な主題や要素への取り組みが連鎖、関連し、複雑に影響し合って成り立つという非常に独創的なものであり、常に日本を代表する作家として存在感を示してきた。近作「連れ舞」シリーズ。また、絵画を主体としつつも、インスタレーションやパフォーマンス、リヨン・オペラ座などの舞台装置を手がけるなど、その表現形態は幅広い。これまでに美術館での個展を数多く開催、主要な美術館に作品が収蔵されている。近年では2012年にニューヨーク近代美術館での「TOKYO1995 -1970:新しい前衛」展へ出品、2013年には国内で「ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡」展が開催されるなど、初期の活動も再注目されている。2016年、逝去。
※「モネ それからの100年」展(4月25日~7月1日 名古屋市美術館)に中西作品が2点出品されます。
 
 
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