企画展開催スケジュール
2014年8月19日(火)-8月30日(土)山田彊一展
2014-08-01
山田 彊一 展 KYOICHI YAMADA
-若き日の挑戦と情熱の息吹-
8月19日(火)-8月30日(土)*最終日は午後4時まで
山田彊一展によせて
昨年はメキシコ、そして今年はニューヨークと、今もエネルギッシュに活動を続ける山田彊一氏。今回の展覧会は、そんな山田氏の若き時代(1960年代)の作品、〈波羅門〉シリーズと〈現代餓鬼草子〉シリーズを展観するものだ。
山田彊一というと、1970年愛知県文化会館美術館で起きた「ゴミ事件」の裁判で見せた行動があまりに有名だが、それ以前すでに愛知教育大学美術課在学中に春陽会展に入選したり、ニューヨークでの「日本のアーティスト選抜14人展」に最年少で選ばれるなど、華々しい活躍をしていた。山田氏の芸術家としての原点は60年代にあるといってもいいだろう。
その意味で本展は、現在まで多彩な活動を続けている山田彊一氏の、若き日の挑戦と情熱の息吹に触れる貴重な機会であり、まことに興味深い企画である。また氏自身にとっても、自らの初期の仕事を振り返ることによって次なる展開への契機になるにちがいない。今後の新たな作品の創造に期待したい。
山田彊一というと、1970年愛知県文化会館美術館で起きた「ゴミ事件」の裁判で見せた行動があまりに有名だが、それ以前すでに愛知教育大学美術課在学中に春陽会展に入選したり、ニューヨークでの「日本のアーティスト選抜14人展」に最年少で選ばれるなど、華々しい活躍をしていた。山田氏の芸術家としての原点は60年代にあるといってもいいだろう。
その意味で本展は、現在まで多彩な活動を続けている山田彊一氏の、若き日の挑戦と情熱の息吹に触れる貴重な機会であり、まことに興味深い企画である。また氏自身にとっても、自らの初期の仕事を振り返ることによって次なる展開への契機になるにちがいない。今後の新たな作品の創造に期待したい。
神田真秋(愛知芸術文化センター総長)
略歴
1938/名古屋市生 59/愛教大卒 64/「日本のアーティスト選抜14人展」(ニューヨーク)に最年少出品 67/シェル美術賞展〈佳作賞〉 85/和歌山版画ビエンナーレ〈大賞〉86/IBM絵画コンクール〈大賞〉 収蔵:愛知県美術館ほか 著書:『名古屋力 アート編』ほか