企画展開催スケジュール
8月17日(月)-8月29日(土)横井 礼以 展
横井礼以展
―没後40年、緑ヶ丘中央洋画研究所設立90年
8月17日(月)~8月29日(土)’20
11:00a.m.-6:00p.m.(土曜日は12:00p.m.-5:00p.m.)日・祝休廊
-----------------------
■横井礼以展に寄せて
横井礼以は、1886年(明治19)愛知県海西郡弥富村(現・弥富市)に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学しました。卒業後は2度の文展入選ののち、二科賞受賞、二科会会員となるなど大正期に本格的なフォーヴィスムやキュビスムの画家として活躍しました。ところ
横井礼以は、1886年(明治19)愛知県海西郡弥富村(現・弥富市)に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学しました。卒業後は2度の文展入選ののち、二科賞受賞、二科会会員となるなど大正期に本格的なフォーヴィスムやキュビスムの画家として活躍しました。ところ
が1927年(昭和2)眼病のため帰郷。知多半島の河和町(現・美浜町河和)で、療養をしながら自然と一体化した日本的な心象性を追求する独自の制作を展開していきます。また、1930年(昭5)名古屋市内に緑ヶ丘中央洋画研究所が設立されると、そのトップとして後進の育成にも力を入れました。そして西村千太郎や市野長之介らがつどい、戦況悪化のため1944年(昭19)に閉所するまで14年間に300名近くが学んでいます。本展では、横井芸術の歩みと、あわせて主な教え子たちによる作品も展覧いたします。どうぞごゆっくりご鑑賞ください。
略歴:1886/愛知県(現)弥富市生。1912/東京美術学校(現・東京藝術大学)卒。14・15/文展入選。17/二科展初入選。19/二科展〈二科賞〉。23/二科会会員となる。30/名古屋市に新設された緑ヶ丘中央洋画研究所の「指導主任」となる。47/二紀会創立に参加。50/中日文化賞。60/画集刊行。67/名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)開学とともに名誉教授となる。76/「キュービズム展」(東京国立近代美術館ほか)に《庭》が出品される(同作品はその後「1920年代・日本展」(東京都美術館ほか)などにも出品される)。80/逝去(93歳)。87・05・16/横井礼以展(名古屋画廊)。