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株式会社名古屋画廊
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企画展開催スケジュール

8月23日(月)-9月9日(木)没後10年 中村清治先生
《作品》
《モレー風景》15F
没後10年 中村清治先生
SEIJI NAKAMURA
8月23日[月]-9月9日[木]’21
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日 12:00p.m.-5:00p.m.)
※夏季休廊:8月7日(土)-8月15日(日)
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■中村清治君について          笠井 誠一    
 中村清治君は、亡くなった翌2012年の第5回「Salon de Colline ―追悼:故中村清治先生―」(名古屋画廊)を共にしたのが最後になってしまった。学生時代から美術界の激しい潮流の中、一貫した歩みを貫いていたが、西洋の古典絵画を拠り所に自信を得て仕事を進める様になったのは、漸く1970年に近い頃で、新人作家として画壇に登場し始めた時期と重なる。《モレー風景》は、晩年の作品である。彼の色彩の美しさに注目する人が多いのは納得出来るが、光や色彩の扱いに関する精緻な感覚と、しっかりと練り上げられた構成美を見逃してはならない様に思われる。自然や身辺の形や色だけでなく、音も含めた世界への温もりある対話が彼の作品の大きな支えになっている。そうした穏やかな感情と厳格な構成との均衡のとれた中村清治君の作品からは、優しい清登な音色が伝わって来る。(画家)


■略歴
1935/横浜市生。58/東京芸大(伊藤廉教室)卒。グループ「大地」を橋本博英らと結成。72/初渡欧。74/「黎の会」を笠井誠一らと結成。74~03/「名翔会」(名古屋画廊)に出品。77/「和の会」を結成。81/伊豆の山頂にアトリエを構える。82/「日本秀作美術展」に初出品。87/「昭和世代を代表する作家シリーズ・中村清治展」(読売新聞主催・伊勢丹美術館他)開催。『中村清治画集』刊行。91/画集『中村清治Sketchbook』刊行。92/『趣味百科 絵画への誘い』(NHK教育テレビで13週にわたり放映)講師として好評を博す。93/『趣味の油絵 静物・人物・風景を描く』(日本放送出版協会)刊行。94/画業40年記念「中村清治展」(読売新聞社主催・大丸ミュージアム他)開催。2002/名古屋画廊個展。05・06・07・08・12/Salon de Colline(名古屋画廊)に出品。11/逝去(76歳)。


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