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「愛知、近代洋画から現代美術へ―移動美術展 IN福島」のご報告
2013-12-20
愛知、近代洋画から現代美術へ―移動美術展 IN福島」
2011年の3,11以来、そんな私どもに被災地周辺で何かできぬものかと、しかし昨年までは思案するばかりでした。文化庁は文化芸術による「心の復興」事業を推進していますが、私どもなりに福島県などで「移動美術展」を開催したい。今年になり。そう思いたって準備を始めたところ、地元愛知県などが主催する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」の応援をされている荒深久明臣氏(愛知県議会議員)が私どもの趣旨に賛同され、福島市内での「移動美術展」のご協力とともに、「あいちトリエンナーレ」のPRをすべく国際芸術祭推進室との連携調整に加えて、地元保育園への絵画の寄贈を申し出られました。寄贈作品と寄贈先選定のご相談に乗るかたわら福島県の皆さんとの連絡が密になり、福島県教育委員会をはじめ福島県立美術館、社会福祉法人わたり福祉会さくら保育園をはじめ多くの福島県民の皆様のご指導とご協力の下、2013年7月26日[金]~8月1日[木]・福島テルサ・ギャラリーにて、移動美術展を開催することができました。
今回の「移動美術展」では、絵本『ころころころ』や『もこもこもこ』で親しまれている故元永定正先生の、このたび荒深氏によってさくら保育園に寄贈された絵画など、親子で楽しんでいただける作品をはじめ愛知県ゆかりの作家の作品群を展覧いたしました。物故洋画作家から現代美術作家まで、幅広い世代の方たちに見て頂ける作品ばかりです。
この「移動美術展」を福島の子ども達をはじめ多くの皆様方にご高覧いただき、癒し、喜び、励み、そういったものに満ちあふれている愛知の美術から少しでもなにかを感じ取って頂いたと信じております。